トルマリンホットパックによる 2ベッドオペレーション解説

来患数を2倍に増やす!
トルマリンホットパックによるベッド上のオペレーションの改善

従来の私の整骨院では、施術者の手技時間が長いことが経営上の悩みでした。

患者さんのベッド滞在時間は約20分ですが、すべて時間に施術者がかかわっていました。しかし、トルマリンホットパックをオペレーションに組み込む事で、ベッド滞在の20分間は現行通りのままで、施術者が関わる時間を約半分にすることができました。つまり一人の施術者が手技時間を半分にして、2ベッドを使うことにより、施術者の労働生産性と来患数を2倍にすることができたのです。その手順を簡単に解説します。

(トルマリンホットパック開発者 中園 徹)

● 従来型施術(当院)

● 2ベッドオペレーション

前半にトルマリンホットパックでしっかり温めることで、リラックス効果、治療効果を高め、それから手技に入るので、患者様は、手技時間の短さは気にならなくなり、治療全体の満足度が向上します。そして、施術者は2つのベッドを使用することで、手技治療だけでベッド間を移動します。ベッドの回転率、生産性を2倍に向上させます。それにより、1時間当たり、最大6名 の施術が可能となります。

これが、トルマリンホットパックを使用してのオぺーレーション改善です。

【来患者を2倍に増やす手順】

図は朝の8時から12時までの4時間のベッド稼働率を表しています。1ベッドに、1時間3人の患者様が回転(1人20分)し、平均治療単価は1550円と想定しています。(当院データ参照)。

「人時生産性」とは、従業員1人当たりの稼ぎ高を表しています。1ベッドから4ベッドまでのベッドオペレーションは、院稼働率効果を最大限に活かすまでのプロセスを表しています。

このプロセスを踏まえながら、徐々に来患数・売上げを上げながら、収益を確保していきます。

1ベッドオペレーション

治療院経営においては、「人時生産性」が経営効率の指標となります。受付スタッフが1人いて、1人の施術者が1人20分かけて、1時間に3人の患者様(平均単価1,550円)を治療した場合は、治療による稼ぎ高は1時間当たり4,650円で、「人時生産性」は、2,325円(4,650円÷2人(施術者+受付サポート))となります。

トルマリンホットパックを導入して
2ベッドオペレーションへ

2ベッドオペレーション

患者様のベッド滞在時間が20分でも、手技以外の付随業務をアシスタントに権限委譲して、手技時間が10分程度であれば、1時間に5人の患者様の治療が可能となり、「人時生産性」は、3,875円(1,550円×患者様5人÷スタッフ2人)となります。

新人施術者と2人で
2ベッドオペレーションだと…

施術者による2ベッドオペレーション

新人施術者にアシスタント業務をさせながら育成する時のモデルです

施術者2人で1時間5人の患者様を治療した場合でも、「人時生産性」は、3,875円ですが、施術者の人件費が高い場合は収益が低下する原因にもなります。長期的ではなく、過渡期のモデルです。

新人育成で1ベッドオペレーションを始め、
来患数を増大すると…

3ベッドオペレーション

新人施術者が自立し、1ベッドで単独施術を始めたモデルです。

同時に、院長はアシスタントの補助で2ベッドオペレーションを行います。この場合は、院全体のベッド稼働率が向上し、「人時生産性」は3,616円(1,550円×患者様7人÷スタッフ3人)となります。

施術者2人で2ベッドオペレーションをし
4台のベッドを使うと…

4ベッドオペレーション

新人施術者の育成により、施術者2人とも2ベッドオペレーションを行い、アシスタントが4ベッドをサポートした場合は、「人時生産性」が5,166円、1時間当たり10人までの治療が可能になります。ここからは、ベッドや人の増員、あるいは施術の短時間化、単価アップが取組課題となりますが、常に売上と収益性のバランスを検証しながら進めることが重要です。